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【社寺】吸付桟←読めますか?
- 2015/07/24
https://www.youtube.com/watch?v=q3wE-hB9jmY&feature=youtu.be
今日も元気にこんにちは!事務員浅見です。
珍しく代表から動画が送られてきたので
レアな音声と共にご覧ください(笑)
本日は先人の知恵【吸付桟】について。
”すいつきざん”と読みます。
幅広の板が反らないよう
蟻溝(ありみぞ:逆ハの字に彫った溝)
を作り、をれを繊維と垂直になるよう抜けないようにして
滑り込ませる加工方法です。
蟻溝を作ると、作った側の部材の厚さが
他箇所より薄くなります。
それが原因で歪んだりする事もあるので
蟻溝を作る際にも材料の性質や特質の理解と
経験が必要です。
これは表からは見えない場合が多い為
職人の技と言うよりは”工夫”と言うべきかも
しれませんね。
部分部分に【最善】ではなく【次善】の仕事を
する事で全体の美しさに繋げていく。
だからこそ、解体・改築・修繕は発見も多いのです。
この【次善】を行う仕事を【逃げ仕事】とも
呼ぶのですが、一丁前の宮大工になるには
工程内に【逃げ仕事】をどれだけ見出せるか
見極められるか、に拠るとも言われています。
奥の深い世界です。
だからこそ面白い仕事なんでしょうね!
暑い中お疲れ様です、職人さん。
水分補給と休憩をしっかりとって
ご安全に!!